膣トリコモナス症は中高年への感染も多い

膣トリコモナス症は若年層だけではなく、中高年への感染も多い性感染症です。
膣トリコモナス症はトリコモナス原虫に感染することが原因となって発症します。
トリコモナスは男性へも感染しますが、女性の方が圧倒的に感染者も多いです。
膣トリコモナス症は、感染者の年齢層が他の性感染症と異なり幅広く、性交が盛んな若年層と比較して性交が少ないと考えられる中高年層にも感染者が多い性感染症となっています。
主な感染経路は性行為ですが、性行為がない場合でも感染する可能性がある珍しい病気です。

トリコモナスは主に性行為によって感染します。
ただし、トリコモナスは水中や水分の有る場所では一定期間生存することができるため、性交経験のない女性や幼児でも家庭内や公衆浴場などで感染することがあるため注意が必要です。
トリコモナスは熱や乾燥には非常に弱いため、予防のためには感染者と性行為を行わないだけではなく、感染者の使った下着、便器などと接触しないようにすることが大切です。
特に、エストロゲンが十分に分泌されている若い頃は膣の自浄作用によって膣内環境が改善しやすくなっていますが、卵巣機能が若い頃よりも衰えている中高年の女性はトリコモナスに感染すると治りにくく重症化する可能性があります。

膣トリコモナス症の症状としては、外陰部の痒みと灼熱感、悪臭の強い黄緑色で泡立ったオリモノが出るようになります。
他にも、外陰部のただれや性交痛、排尿痛などの症状があらわれることもあります。
ただし、膣トリコモナス症となった場合でも、症状が出ないことも多いため注意が必要です。

膣トリコモナス症の治療にはフラジールという薬が有効です。
フラジールはメトロニダゾールという成分が含まれており、この成分がトリコモナスのDNAの二重鎖を切断し、機能障害を起こすことによって、トリコモナスの分裂・増殖を抑制します。
フラジールには、内服錠タイプのものだけではなく、膣に直接作用させることができる膣錠もあるため、症状に応じて使い分けることが大切です。

膣トリコモナス症にはフラジールを使う

膣トリコモナス症となった場合の第一選択薬は「フラジール」です。
膣トリコモナスの原因はトリコモナス原虫に感染することです。
予防のためにはこのトリコモナス原虫に感染しないようにする必要があります。
膣トリコモナス症は主に性行為によって感染しますが、性行為がなくとも感染者が使ったタオルや浴室の椅子などと接触すると感染の可能性があるため注意が必要です。

特に、膣トリコモナス症は若年層だけではなく、中高年層の女性にも感染者が多い性感染症であるため、年齢を問わず注意が必要となります。
膣トリコモナス症の原因となるトリコモナス原虫は女性の膣内に感染することが多いです。
この理由は性的に成熟した女性の膣内にはグリコーゲンが豊富に存在しているからです。
トリコモナス原虫はこのグリコーゲンを活発に消費するため、本来膣内に存在する常在菌がこのグリコーゲンを消費できなくなり死滅してしまいます。
結果として膣内環境に変化が生じて炎症症状が起こるようになります。
そのため、膣トリコモナス症を治療するためには、このトリコモナス原虫を死滅させ、膣内環境を正常に戻すことが大切となります。

膣トリコモナス症の第一選択薬として活用されているフラジールにはメトロニダゾールという成分が含まれており、このメトロニダゾールがニトロソ化合物(R-NO)という物質に姿を買えます。
このニトロソ化合物は、トリコモナス原虫のDNAの二重鎖を切断する効果があります。
二重鎖を切断することによってトリコモナス原虫は機能障害を引き起こし、それによってトリコモナスの分裂・増殖を抑制できるようになります。
その結果、トリコモナス原虫が死滅するので、膣トリコモナス症の様々な症状が改善されるようになります。

フラジールには経口薬タイプと膣錠タイプのものがありますが、症状に応じて使い分けます。
膣奥にまでトリコモナス原虫の感染が認められる場合、膣錠では十分な効果を得られない場合があるため、その場合には経口薬タイプのフラジールを用いて全身にフラジールの効果が及ぶようにします。